凡人読書家の書斎(読書&ときどき投資)

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アフガニスタンにおけるタリバン台頭は地政学リスクとなりえるか

アフガニスタンタリバンが政権奪取

アフガニスタンで事実上、タリバンが政権を握った。

果たしてこれは地政学リスクとなりえるだろうか。

 

まず原油価格の動向に注目したい。中東で混乱が発生した場合、まず原油価格が上昇するのが過去の傾向である。しかし、今のところ上昇は見られない。むしろ下がっている。

次にスイスフランだ。中東のオイルマネースイスフランを買っている傾向がみられる。これはリスク回避の傾向といえるだろう。

 

株式についてだが、日経平均は大きく売られダウについても先週の上昇分を打ち消す形となっている。

株安となった要因は、地政学リスクの上昇というよりも、8月株安アノマリー(夏枯れ相場)やNY連銀製造業景況指数の低下といったことが大きいのではないだろうか。コロナの感染者増加も一因だろう。

 

スイスフランの動向には注意を払いたいところだが、今のところタリバンの台頭が世界経済に与える影響は限定的と考える。