凡人読書家の書斎(読書&ときどき投資)

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20歳の自分に受けさせたい文章講義 古賀 史健 星海社新書(2021)

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すべてのブロガーにおすすめ

本書は「文章はリズムで決まる」を信念に、数々のヒット作を生み出したフリーランスライターの方によって書かれた書籍である。

 

「20歳の自分に」という言葉がタイトルで使われているが、年代問わず文章を書くことが好きな人にとっては一読の価値があるだろう。もしかすると、すでにこの書籍に目を通したことがある方もいらっしゃるかもしれない。

 

文章のリズムとは?

読みにくい文章とは「文」そのものがおかしいのではなく、文と文のつなげ方がおかしいのだと筆者は指摘する。

 

文章のリズムは「論理展開」によって決まる。普段、私たちがしている会話は往々にして論理が破綻していることが多い。会話をしている感覚で文章を書くと読みにくい文章になってしまうのはそのためだ。

 

論理破綻の解決策として「接続詞」を有効活用すべきだそうだ。美しい文章よりも「正しい文章」を書くことが、リズムが良く読みやすい文章を書く秘訣なのだ。

 

本書ではこの他にも「構成」「読者視点」「編集者視点」という切り口で、正しい文章の書き方を伝授してくれている。

 

私自身もこの本から学んだことを、今後のブログ執筆に活かしていきたい。