凡人読書家の書斎(読書&ときどき投資)

日々の読書記録を綴っています。投資もやってます。

小説

Exit イグジット 相場英雄 日経BP 2021

異次元金融緩和に出口(Exit)はあるのか アベノミクスの三本の矢の一つである「異次元金融緩和」をテーマとした経済小説。 主人公は出版社の経済担当記者である。出版社の営業マンから、いきなり記者に異動を命じられるところから物語は始まる。経済記者と…

排出権商人 黒木亮 (角川文庫) 2011

知られざる排出権ビジネスの実態 本書は大手エンジニアリング会社の地球環境室で働く女性が主人公だ。日本でいうところの日揮や千代田化工をモチーフにしているのであろう。物語冒頭では海のものとも山のものとも分からない地球環境室であったが、物語が進む…

レッド・オクトーバーを追え(上・下)トム・クランシー 文春文庫(1985)

軍事小説の大家トムクランシーの処女作にして最高傑作 ミリタリーオタクにとってはたまらない一冊であろう。舞台は東西冷戦末期のアメリカとソ連。ソ連の最新鋭潜水艦「レッド・オクトーバー」が政治亡命を企てる艦長の手に乗っ取られた。レッド・オクトーバ…

査察機長 内田幹樹 新潮文庫 (2008)

パイロットという仕事 著者は全日本空輸(ANA)で十数年にわたりパイロットとして勤務した方である。その豊富な経験、知識に基づいて描かれた傑作小説だ。 成田ーニューヨーク間のフライトが舞台となっている。しかし、これはただのフライトではない。査察飛行…

エネルギー(上・下) 黒木亮 角川書店(2013)

全世界を舞台に「エネルギー」を巡って、奔走する者たちの物語 本書は石油、天然ガスといった国家にとって必要不可欠な資源について描かれた物語である。資源ビジネスは、単にモノを買って売るという単純なものでなく、政治・金融先物市場・国際情勢・環境保…

路 吉田修一 (文春文庫 2015)

路 吉田修一 (文春文庫 2015) 日本の新幹線が台湾を走る この物語は日本が世界に誇る新幹線技術を輸出するという一大プロジェクトを主軸に様々な人間模様が描かれている。 私自身は鉄道が好きでこの本を読んでみようと思ったのだが、日本の鉄道技術とヨー…